日々の投資

Sebastian WagnerによるPixabayからの画像 4.投資

投資の話です。
日々の糧を得るだけならば、貯金を地道に続けていくことで生活の安心につながるけれど、起業までを見据えると、貯金だけでは目標額に到達することは難しい。
私の場合、起業するにあたり(何をするのか、というお話はまた次回以降にしたいと思います)、資本金、自己資金を、おおよそ「一千万」と考えている。

なぜ一千万なのか。端的に言うと、「それくらいの規模で回さないと、計算上、利益がまったく出ない」からだ。
この一千万という金額。四十を過ぎて非正規で働いている身としては、普通に貯金だけをしていたのでは、到底達し得ない目標額である。

なので、私はここ数年、投資によって資金を増やすことを目標としている。
米中摩擦、コロナ禍により、なんどか暴落の憂き目はみたものの、順調に含み益は増えている。

投資は、取れるリスクの大小、かけられる投資期間の長さ、目標利益率等の理由で、選ぶものが人によって違うのが特徴である。
私の場合は、インデックス投資による、日米の株式、投資信託、ETFに投資をしている。
本日は、なぜそのインデックス投資という選択に至ったかの理由について語っていく。

※なお、本稿は投資そのものをいたずらに推奨する意図で書かれたものではありません。
投資はあくまで自己責任、自己選択によって、無理のない「余裕資金(収入から生活資金を引いた残額)」で行いましょう。

お金に強くなる! 山崎元

「図解 山崎元の お金に強くなる!」(山崎元 著)

インデックス投資について理解し、実際に投資を開始するならば、この一冊だけ読めば充分だと思う。
投資を、「うさんくさい」「金持ちのギャンブル」「楽してカネ儲けしようという魂胆が許せない」等と考えておられる方たちこそ、積極的に読んでいただきたい本である。
この書籍こそ、私がインデックスファンド投資を決意し、実際に開始した、全ての理由である。
この後、上記書籍の発想の元となった二冊の本(下記参照)も読み、インデックス投資の考え方の核を固めることに成功した。

ウォール街のランダム・ウォーカー バートン・マルキール

「ウォール街のランダム・ウォーカー」 (バートン・マルキール 著)

敗者のゲーム チャールズ・エリス

「敗者のゲーム」 (チャールズ・エリス 著)

さて。後段は、上記の本の内容を踏まえた上で、私自身の投資内容について語っていきたい。

インデックスファンドとして、日本株と米国株に集中投資する、という選択をし、

ニッセイ外国株式インデックスファンド
楽天全米株式インデックスファンド
上場インデックスファンドTPX(ETF)

を購入し開始した。

ただこれだけでは飽き足らず、日本の個別株にも投資を開始。山崎元先生の教えからは外れた投資を行ってしまう。

私の性行として、「重厚長大企業」「低PER、PBR」「化学工業」という、いささか現行の流行と比べて「時代遅れ」なものを選ぶ傾向はあった。
そして、その結果は。
おおよそ、投資信託、ETFと個別株。同額の資金を投入して、個別株は投資信託、ETFのほぼ半額の含み益しか出せなかった。

理由はある。このコロナ禍で、対中国の取引が減少の一途をたどり、赤字が増大、利益が縮小したためだ。
しかし、全業種全上場企業に分散投資している投資信託は、そんな中順調に含み益を増加させており、いいわけにはならない。ただただ、私の見る目がなかった。それだけだ。流行の逆を行けば堅実である、という単純な話ではないのだ。

上の本を読破し、投資についてのリテラシーが向上したはずの状態で、それでなおこのような投資を行ってしまった自分は、ただただ無駄な遠回りをしてしまった、という結果を招いたのみだ。

なので、これからは心を入れ替えて、買った個別株は…………全てホールドし、「上がれ上がれ!」とひたすら念じ続ける毎日である。

生来の頭の悪さは、一朝一夕には直らない。

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