タブレットPOSレジについて

Steve BuissinneによるPixabayからの画像 3.会計

まずは、こちらのサイトをごらんください。
いや、素晴らしいサイトだと思います。実は、私自身、まさにこのような、飲食店経営に役立つ情報を網羅したようなサイトを作りたくてブログを始めた、という理由がありまして。
で、思いつくまま手探りで書き続けていたところ、ふとした拍子にこちらの、
「店舗経営レシピブック」
サイトに出会った、という顛末でございます。

こちらのサイトは、株式会社ユビレジさまが企画、運営されているとのこと。そう。そういえば最近、若い人たちが始めたお店とか、大手資本の飲食店とか、生産農家さんの直販店とかで、このユビレジを使用されているのを、よく見掛けます。

ユビレジを最初に連呼してしまいましたが、この、タブレットPOS……と、本来は言うそうです……のレジシステムを運営している会社は、大手では3つあるそうです。
エアレジ。
スマレジ。
そして、ユビレジです。
(実際にはこれだけのタブレットPOS運営会社があるようですが、大手三社にしぼってみました)
その他にも、POSレジはターミナル型(コンビニなどで見掛ける、POSシステム専用のレジ機器)、PC型(パソコンに専用ソフトをインストールして使う形式のもの)などがあるらしいです。

……と。
いきなり「POSレジ」ということばを出して、もしかしたら面食らう方がいらっしゃるかも知れません。
POSレジとは、レジ(お客さんと現金のやりとりをする時に打つ、あのレジです)にPOSという、お客さん自身のデータを一緒に打ち込むことで、あとで顧客管理、マーケティングに役立つように加工・統計化して売上予測などに利用できるようにするシステムを備えたレジのことです。文章長いですね。すみません。

古くからこのPOSレジを導入していた店舗と言えば、コンビニ三社が有名ですね。税率が変わるたびにごつく近代的になっていく、あのレジです。
来てくれるお客さんのデータをまとめて、売上の予測や販売動向、ターゲットをしぼった発注等に利用されてきた経緯があります。

このPOSシステムをiPadにアプリとして入れてしまうことで、ごつくて割高だったPOSレジが、ぐっと一般の飲食店さんにも身近になってきたのかな、と思うのです。

飲食店さんがこのタブレットPOSレジを使うメリットと言えば。
なんといっても「税制対応の早さ」です。

今後、政府は「とりっぱぐれがない」この消費税という税金を少しずつ上げていくことが予想されます。そうなると、旧来のレジを使用している場合は、そのたびにレジの税率を調整しないといけません。
ですがタブレットPOSシステムなら、税率はアプリ側をインターネット経由で更新してしまえば、日本全国のシステムが最新の状態に切り替わってくれます。

他にも、「キャッシュレス決済」への対応の早さも見逃せません。
キャッシュレス決済と言えば、PayPayのようなバーコード決済が一時期もてはやされましたが、他にもSuicaやQUICPayなどの非接触型カード決済、クレジットカード決済、クーポンアプリ決済など、支払い方法が現金以外にも多岐にわたっているのが現状です。
バーコード決済ならQRコードを印刷しておいとけばいいだけですが、他の決済方法だと、それぞれの電子読取り機が必要となります。
こういった電子読取り機の対応などは、カメラ、接触関知、読取り機能を搭載済みのタブレットPOSの、まさに得意分野とも言えるでしょう。

ただ。問題は……そう。導入費用です。
こちらのサイトでは、スマレジ、エアレジ、ユビレジのそれぞれの機能から初期導入費用、月額費用、専用機器の費用から決済システムの連携状況まで、網羅して紹介してくださっています。ぜひご一読を。

通常のタワー型POSレジを導入するには、100万円からの出費を覚悟しなければならなかったのが、月額0〜数万程度、その他専用機器についても、10数万円だせば一式そろう、というのはかなり魅力的なのでは、と思います。

ただ、やはりタブレットですので、アプリの扱いや導入時のシステム作りなど、最初のハードルはやや高いかな、という気がします。今まで働いてきたなかで何千何万回と打ったガチャレジの方が、手にしっくりくる、という方も多いのではないでしょうか。

しかし、税金や支払い方法など、あるいは今後入ってくるバイトの子たちなど、時代はどんどん移り変わり、新しい考え方や新しいシステムは次々生まれては消えていきます。
そんななかで、ずっと自分の「慣れ親しみ」だけを大切にしていたのでは、取り残されてしまう可能性もなきにしもあらず、です。

POSシステムは使ってみると、便利です。会計処理も一発で出してくれる、そんな機能がついているものもあります。
私としましては、このタブレット型POSレジ、今後もっともっと普及していくのでは、と思っております。

それでは、本日もありがとうございました。

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