「地元で顧客獲得」夢かなう……か?

Gerd AltmannによるPixabayからの画像 7.起業

私は以前、ブログ
「自分が将来、街に出てふらっと立ち寄るお店が欲しいがために、飲食に将来をかける若い人たちを応援したい」
などと、青臭いことを言っておりました。
ですが正直な話、それ……つまり、この地岩国でサブプランニングというちっぽけな会社の存在を認識し、そしてさらに少ない望みにかけ、頼って下さるような若い方。そんな方が本当に現れるものだろうか、という不安もありました。……というより、正直なところは「まず無理だろうな」と。
ここは良くも悪くも保守的な地域です。まだあまりやっている人自体が少ない、「出資とリターンを組み合わせた投資型のコンサルタント」という職種がまず、うさんくさい。そんなものにたよらなくても信用金庫や政策金融公庫があるじゃないか。あるいは、自己資金でなんとかできるじゃないか。そう思われるだろうな、と考えておりました。

しかし。

会社を立ち上げ、わずか二週間後……いや。お世話になった司法書士さんから立ち上げ完了の連絡がきたのが数日前なので、体感的にはわずか2、3日。
たったそれだけの日時で、私の「まず無理だろうな」と思っていたこの夢が、いまにも実現しそうな勢いです。
この地に。私の仕事を必要として下さる(かも知れない)方たちが突如、現れたのです。それも、二人も。

きっかけは、一本の電話でした。
私の起業と、その事業目的について全てを話した、ほぼ唯一の人間。小学校からの旧友。その彼が、

「面白い話があるんだけど」

と切り出してきたのです。
聞けば。
「今年末にでも自分の店を持ちたいが、手元資金だけでは心許ないという人が二人、いる」
と。
そして、
「しかも、その二人はそれぞれ、現在営業している店舗オーナーから『辞めてお店を誰かに引き継ぎたいが、やってみないか』と言われている」
さらには、
「そのお店はどちらも、この地で営業するには立地としては最高に近い」
という、三点そろったような状態。

「おいその話、絶対誰にも話すな! 誰も通すな! まず俺が行って話す!」

なかば叫ぶようにして電話を切り、その日のうちに友人と出資希望の二人、そして私の四人で会合する手はずとしました。

そして会ってみれば、その二人というのが、私がほぼ唯一と言っていいくらい、「飲食関係で知っている地元の」人物。
素性を知ってるので話は早い。ほぼあとは「ほんとうにやっていきたいか」という確認だけで、あとは私がやっている事業内容を説明して終わり。あとは飲んで食べて、未来の展望を語って。

この二人がのちのち実際に私を頼ってくれるのかどうか。サブプランニングという会社がほんとうに地元岩国で顧客を持つことができるのか。それはまだ分かりません。私としてはぜひこの地で頑張って欲しいとは思いますが、私の要望を押しつけても筋が違います。

決意するのは、二人自身です。
いや、夢って、見るものですね。そして、人に語っておくものですね。
奇跡のようなタイミングが重なったこの話。さてさて。どうなりますやら。

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